弘前市立郷土文学館の軌跡をたどるスポット企画展

 今年開館30周年の節目を迎えた弘前市立郷土文学館の軌跡をたどるスポット企画展「弘前市立郷土文学館 30年のあゆみ―『北の山嶺』の人びと」が27日、同館で始まる。同館がこれまでに開催した44回の企画展を、前後期にわたって紹介。太宰治、石坂洋次郎、長部日出雄さんら過去の企画展で取り上げられた郷土作家の資料が、各展のパンフレットと併せて並ぶ。
 8月30日までの前期では第1~22回を、9月1日~11月1日開催の後期では第23~44回を紹介する。
 展示品の一つ、長部さんの直筆原稿「これからの念願」は第1回企画展「長部日出雄展」(1990年)に寄せられたもので、「展示に恥じない作品を、ひとつでも創りだしたい」と意気込みがつづられている。
 ほかにも第9回「陸羯南展」(1994年)から「陸羯南漢詩稿『登富嶽五首』」、第11回「津軽方言詩の人々」(1995年)から「小枝九郎原稿『吹雪(フギ)』」など作家らの息遣いを感じさせる貴重な直筆原稿が並び、目を引く。
 観覧料は一般100円など問い合わせは同館(電話0172―37―5505)へ。