工芸品の作り手と売り手とのマッチングを図った意見交換会

 工芸品の製造者と販売事業者の意見交換会が23日、弘前市の弘前合同庁舎で開かれた。県が今年度取り組む県産工芸品の新たな販売体制構築事業の一環で、販路の新規開拓や市場のニーズ把握などに悩みを抱える作り手と、魅力ある工芸品を求める売り手とのマッチングを図った。
 県は製造から販売までの全工程を製造者自らが担うこれまでの構造を変え、「工芸品を売る人材」を育成して製造と販売の分業化を図る事業を展開している。
 この日は、販売事業者として津軽地域のデザイン会社や資材販売業者などから担当者10人と、津軽塗、津軽裂織、こぎん刺し、津軽組ひもなどの職人、製造担当者13人が参加。製造者からは「商品には自信があるが売り方が分からない」「新たな市場を見いだしたい」「他の工芸品との差別化を図りたい」といった意向が示され、商談形式で販売側と意見を交わした。
 「売る人材」育成のためのワークショップも実施した。日本各地の地場産品のブランド化、販売を手掛けるリアルジャパンプロジェクトの河内宏仁代表が講師を務め「商品を作って終わりではなく、商談に出てからが始まり」「商品の魅力を伝えるためにどれだけ多くのフックを作れるかが重要」などと説いた。