扇ねぷたなど3台がそろい踏みしたJR弘前駅改札口付近

 疫病退散―。JR弘前駅(橋本渉駅長)に25日、津軽の夏を象徴する弘前市の扇ねぷたなど3台がそろい踏みした。近くのモニターには同駅職員による40もの応援メッセージも映し出した。新型コロナウイルスの影響で弘前ねぷたまつりが中止になったこともあり、弘前の“玄関口”となる同駅は「3台の力を借りて、新型コロナ終息に願いを込めた。駅利用者に元気を届けたい」としている。
 同駅では新型コロナ終息に向け、地域を元気づける取り組みを今春から展開しており、今回はその第2弾となる。
 お目見えしたのは、扇ねぷたと青森ねぶた、五所川原立佞武多のミニチュア。これまでは個別に展示することが多く、3台を並べるのは久しぶりという。このうち青森ねぶたは、今回の展示に合わせて駅職員が紙を張り直して色付けし、色鮮やかによみがえった。
 25日は同駅職員が改札口付近に運び込んで設置。新入社員の三ケ田泰良さんは「利用客に少しでも元気になってほしい」、佐々木夏実さんは「明るい気持ちで津軽の夏を感じてほしい」、石塚一大さんは「徐々にではあるが、利用客も増えている。少しでも地域を盛り上げられたら」とそれぞれメッセージに思いを乗せた。
 2021年4月から6カ月間にわたり開催される東北デスティネーションキャンペーン(東北DC)を控えていることもあり、橋本駅長は「新型コロナが終息することが一番の願い。今夏の弘前ねぷたまつりは中止となり、寂しい思いはあるが、来年こそはいい祭りになるようにと祈っている」と話した。