改修前の鳥居(4月2日撮影)
改修中の鬼神社の鳥居

 弘前市の鬼神社で今月から、腐朽した鳥居1基の改修作業が行われている。24日は県内の大工らによって柱に笠木が組まれた。塗装して今月末に完成する予定で、氏子総代長の藤田湖一さん(70)は「(7月中旬の)宵宮に来る地域の皆さんを新しくなった鳥居で迎え入れることができそうでうれしい」と笑顔で話した。
 腐朽した鳥居の製作・改修年は不明。分解・組み立て作業は、五所川原市相内の三豊建設が6月初めに着手。24日は笠木をクレーンでつり上げて、柱に組み込むなどした。
 大工らによると、改修以前の鳥居の柱や貫(ぬき)などはスギ、控柱(ひかえばしら)にはスギとヒバが2本ずつ使用されており、柱はコンクリートで、控柱は石で地面に固定されていた。
 改修後の鳥居は高さ約4・2メートル、幅約6・5メートル。笠木や貫などは古い鳥居の物を生かしつつ、新しくした柱などは耐久性を高めるために県産ヒバを使用した。柱を支える石などが沈下していたため、コンクリートで補強したことで、鳥居の高さは変わったが、柱の太さなどは以前とほぼ同じという。
 鳥居には毎年、地域の住民らが作る10本のしめ縄のうち、最も大きいものが飾られており、藤田さんは「神社の入り口に、立派な鳥居が建ってよかった」と喜びを語った。
 同社の大工三和豊明さん(45)は「これまで使っていた笠木などを生かしながら、新しく柱などを作って組み立てるので、ミリ単位で合わせるのが大変だった」と話した。
 今後、境内にある他の鳥居も順次改修する予定。