ひろさき市民花火の集い実行委員会(佐々木裕和会長)は24日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が延期となっていた「第15回古都ひろさき花火の集い」の中止を決定した。「3密」回避と地域経済回復に向けた代替案として、無観客で花火を打ち上げる模様をインターネット中継し、市内の飲食店をリモート会場として配信を行う。8月中旬から9月上旬の開催を目指す方針。
 24日の臨時役員会で関連議案を承認した。
 古都ひろさき―は津軽地方で最も早い花火大会として毎年6月に開催していたが、今年は新型コロナ感染拡大の余波で一度は9月への延期を決定。しかし感染リスクが拭い切れない状況を踏まえ、中止の判断に至った。
 代替事業名は「弘前の夜空を照らす、『希望の光』プロジェクト」。花火の打ち上げ数は、予算ベースで例年の4分の1に縮小する。打ち上げ会場とリモート会場は動画配信サイトを介して中継されるため、スマートフォンなどの端末があれば自宅などでも同サイトから無料で観賞可能。コロナ禍にあえぐ市民を励ますメッセージ動画も交えて配信する予定で、打ち上げ会場の公表に関しては、観客の密集を懸念して今後可否を検討していく。
 佐々木会長は「従来の形式での大会は断腸の思いで中止を決めたが、花火という大事な観光資源をどうにかして市民へ届け、経済効果を発動できれば」と話した。