県教育委員会は22日、2021年度の県立高校入学者選抜の実施時期について、例年通りの3月上旬で検討していることを明らかにした。新型コロナウイルスの感染などやむを得ない事情によって学力検査などを受けることができなかった受験生に対しては、追検査を実施する。
 同日開かれた県議会定例会一般質問で、山本知也議員(自民)の質問に和嶋延寿教育長が答えた。
 新型コロナ感染拡大防止のため、県内の多くの中学校で臨時休校の措置が取られたが、県教委は休校期間を考慮した選抜実施時期の繰り下げは行わない方針。長内修吾学校教育課長は取材に「本県は選抜試験の実施時期が遅く、再募集や新年度に向けた準備期間などを考慮すると、繰り下げは厳しい」と説明した。
 20年度選抜で臨時的に取り入れた追検査は21年度選抜にも導入する。20年度選抜で追検査を受けた受験者はいなかった。
 学力検査の実施方法や出題範囲について、県教委は各市町村の中学校における学習の進行状況などを把握した上で、関係者の意見を踏まえながら検討を進める考え。
 大会中止に伴う部活動の扱いについては、活動実績を選抜資料としている高校もあるため、「公正かつ妥当な選抜方法となるよう検討している」(和嶋教育長)という。
 各高校が求める生徒像と選抜方法の一覧は7月下旬、入学者選抜の要綱は8月下旬をめどに公表する予定。