太宰の生誕111周年を記念するバッジのうち、三鷹限定バージョンの2種

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、五所川原市のみならず首都圏における太宰治ゆかりの地である東京都三鷹市でも桜桃忌・生誕祭関係イベントが中止となった。こうした中、太宰ファンが営む同市上連雀の古本カフェ「フォスフォレッセンス」は、五所川原市金木町の太宰治疎開の家(旧津島家新座敷)とコラボ。生誕111周年特別企画として19日、三鷹バージョンの限定品を含めた缶バッジ限定111個の販売を始める。
 新型コロナ感染拡大対策のため、三鷹市でも文学サロン休館、朗読会中止といった影響が出ている。大の太宰ファンである駄場みゆきさんが経営する同カフェも一時休業となり、19日に予定していた太宰を語る会の開催を見送った。それでも桜桃忌・生誕祭を少しでも盛り上げたいと、疎開の家とのタッグで生誕祭111年グッズを販売することになった。
 疎開の家の白川公視さんが、太宰のイラストの背景に三鷹市の「風の散歩道」と同カフェを組み合わせた三鷹バージョン2種類の缶バッジを新たにデザイン。津軽バージョン2種類とともに同カフェへ送った。
 「ぞろ目の節目・111周年にも見合ったデザインができたのでは」と白川さん。駄場さんも「何もかも企画がないとなると寂しいもので、コラボできて良かった。これを機に、太宰が暮らした三鷹と津軽の絆を強めたい」と語った。