協定書を手にする加藤理事長(右)と大水社長

 弘前市の学校法人柴田学園(加藤陽治理事長)と同市の企業「大周 弘前倉庫」(大水達也代表取締役社長)は17日、教育や研究に関する連携協定を締結した。弘前倉庫が自社農場で栽培するカシスを使った健康食品の商品・レシピ開発に学園側の知財を生かして取り組み、地域産業の振興や将来的なアジア市場進出を目指す。
 同日、柴田学園の東北女子短期大学で調印式を行った。連携分野は(1)地域産業の振興(2)食育・健康(3)人材育成(4)地域創生(5)その他必要と認める事項―の5項目。協定の有効期限は2021年3月末までで、申し出がない限り1年ごとに自動更新される。
 昨年9月に同学園理事長に就任した加藤氏は、弘前大学名誉教授や日本カシス協会副会長として長年カシスの機能性などの研究に取り組む一方、弘前倉庫は弘大との共同研究でカシス飲料を開発するなど、産学連携による6次産業化の可能性を探ってきた。今回の協定では、食品・栄養分野の研究が盛んで商品開発の実績もある学園側の知見を生かし、カシスの機能性を生かした健康食品の開発に取り組む方針。
 加藤理事長は「カシスに含まれる多様な成分の特徴を生かし、新たな発想で若者や高齢者らに向けた商品を開発していきたい」、大水社長は「アジア圏を席巻できるような商品作りを目指していく」とそれぞれ意欲を語った。