旧弘前偕行社などを巡ったツアー

 新型コロナウイルスの影響で休止状態が続いていた津軽地域の観光に再開の動きが見え始めている。弘前観光コンベンション協会は、これまで中止していた「まちあるき」や着地型旅行商品の予約受け付けを順次再開。16日にはその皮切りとなる、弘前市や近隣の市民を対象にしたツアーを市内で行い「遠くに行けない今こそ『地元旅』を」と機運醸成を図っている。
 同協会は3月中旬から旅行商品の受け付けを休止。段階的な自粛緩和などを受け、今月から感染防止策を講じた上で受付を再開することにした。
 手始めとして、地元の人が近場で過ごす滞在型旅行「マイクロツーリズム」の観点から、市内や周辺市町村の人に楽しんでもらう商品を企画。今春、大規模補修工事を終えた旧弘前偕行社などを巡るツアーで、16、21日の午前、午後の催行で参加を募ったところ、各回とも定員の5人に達した。
 16日は市内の旅行会社でガイドを務めた前田優子さんや旧偕行社を管理する弘前厚生学院の大森寛事務局長の案内で、旧偕行社や周辺を散策。つがる市の会社員佐野昭二さん(50)は「観光解禁の雰囲気が出てきて、旧偕行社を見るいい機会だと参加した」といい「自分も自転車で旅するサイクルツーリズムをチームで行っている。地元旅を推進していければ」と話した。
 同協会観光振興課の小笠原清寿課長は「地元市民が多く参加してくれるのはうれしい限り。これからは県内客、県外客と徐々に対象を広げて商品を企画していく予定」としている。旧偕行社ツアーは好評を受け、28日にも追加開催する。問い合わせは同協会(電話0172―35―3131)へ。