わさおの遺影に手を合わせる弔問客=10日午後、きくや商店

 鯵ケ沢町の人気犬わさおの訃報が伝わった9日から10日にかけ、活動の拠点だった同町南浮田町のイカ焼き店「きくや商店」には、町内外から弔問に訪れる人たちが相次いだ。弔問客は遺骨が安置されている献花台に花を手向け、みんなに愛されたわさおの死を悼んだ。
 同商店によると、10日は午前10時前後から弔問客がぽつりぽつりと訪問。花を上げたり遺影の前で手を合わせたりし、次第に献花台の上は、わさおの死を悼む花々で埋まっていった。
 花束にメッセージを添えた人もおり、わさおと共に、元の飼い主の故菊谷節子さん、妻のつばきへ宛て「思い出いっぱいありがとう 安らかにネ」といった文面も見られた。
 10日昼に訪れた大鰐町の会社員女性(47)は「わさおの弔いができれば―と思って来た。以前、福祉施設に勤めていて、わさおを見に入所者を連れてきたことがある。きょう来ることができてよかった」と感慨深げに語った。
 五所川原市の元中学校教員関史裕さん(62)は「店には時々、焼きイカを買いに来ていたし、そのたびにわさおを見ていた。寿命があるとはいえ、死んだことは残念」と話した。