県内デビューする「青森きくらげ」

   県産業技術センター林業研究所(平内町)が開発した県産アラゲキクラゲの新品種の呼称が9日、「青森きくらげ」に決定した。新品種の知名度が広まるよう、産地名を入れたシンプルな呼称にした。2020年産は約2トンの生産量が見込まれ、県内で7月ごろに発売される見通し。
 林業研が18年度に開発した青森きくらげは、一般的なキクラゲよりも肉厚でこりこりとした食感が特徴。低温下でも生育可能で本県の冷涼な気候に適しており、シイタケの生産量が落ち込む夏場のキノコ生産者の経営安定が期待される。今年3月26日に農林水産省に品種登録を申請した。
 こりこりとした食感が生まれる5センチ以上の大きさを標準的な収穫目安に、出荷基準はわん形か扇形をした程よい水分状態の白い毛が見える、しわが少ないものに設定。店頭販売時には、キクラゲを連想させる波形のデザインの中に本県の地形をあしらった統一のロゴマークを販促品に用いてPRする。
 9日、生産者や研究機関などで組織する生産・販売振興会が設置され、県が示した呼称や出荷基準、ロゴマークなどを会員が原案通り承認した。
 五戸町のシイタケ生産者で振興会の大沢豊会長は「シイタケが収穫できない夏場の時期に青森きくらげが販売されることで生産者の収益につながる」と期待を寄せ「栄養価の高いキクラゲを食べて健康になってほしい」とPRした。

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