県「攻めの農林水産業」推進本部は9日、2020年産リンゴの肥大調査結果(1日現在)を発表した。落花日以降、一時的な低温と日照時間不足があったものの、天候が回復して順調に生育が進んでいる。
 調査地点は県産業技術センターりんご研究所がある黒石市と五戸町に加え、4地域県民局(東青、中南、西北、三八)の県生育観測ほがある青森市浪岡、弘前市、板柳町、三戸町の計6地点。早生種「つがる」、中生種「ジョナゴールド」、晩生種「ふじ」の主要3品種の肥大状況を見る。調査結果は今回を含め11月まで7回発表する。
 20年産は暖冬少雪の影響で生育初期の進度が早まり、基幹品種のふじは平年より11日早い3月29日に発芽日を迎え、落花日(5月13~15日)以降の5月18~20日に低温と日照時間不足があったものの、同月下旬に天候が回復し、肥大は平年並みからやや上回った。ただ、山側の園地では平地の園地よりも開花が遅れ、肥大にずれが見られている。
 品種別の肥大状況(横径、津軽地方のみ)は、ふじが黒石1・7センチ、弘前1・4センチ、青森市浪岡1・3センチ、板柳1・6センチと、平年同様~0・2センチ上回った。つがるは黒石2・0センチ、弘前2・0センチ、青森市浪岡1・6センチ、板柳1・8センチで、平年同様~0・3センチ上回り、ジョナゴールドは黒石2・2センチ、弘前2・0センチ、板柳2・0センチで、平年を0・2~0・4センチ上回った。
 県りんご果樹課の三上道彦課長は、栄養分が中心果に集中するよう「摘果作業を速やかに終えてほしい」と呼び掛けている。