合格証書を手にする佑奈さん(左)と琴弓さん

 つがる市の木造高校(大瀬雅生校長)3年生の白戸琴(こと)弓(み)さん(18)と白戸佑奈さん(17)が、国家試験の情報処理技術者試験の一つである「ITパスポート試験」に合格した。ITに関する基礎的な知識を証明する試験だが、高校生の合格率は35%程度と難易度は高い。2人は2年生の1年間を勉強に費やし3月に受験、5月に合格証書を手にした。学校関係者は「(受験時)2年生で、しかも合格者が2人出ることは珍しい」と喜びに沸いている。
 試験は東京都の独立行政法人情報処理推進機構が主催。出題は経営全般に関するストラテジ系、IT管理の基本知識を問うマネジメント系、IT技術に関する考え方などを問うテクノロジ系の3系統に分かれ、120分で4肢択一問題を100問解く。2年生の系列選択の際に情報システム系列を選んだ2人は、指導教諭の勧めで受験を決意夏期冬期講習のほか、自宅でも過去問題を解くなどして勉強に取り組んだ。
 「英語が苦手なので、アルファベットの略語に苦戦した」と佑奈さん。琴弓さんも「経営戦略に関する専門用語を覚えるのに苦労した」と振り返った。3月28日に弘前市の会場で受験し、その日のうちに自分の点数が公表されるため、合格基準を満たしたことが分かり歓喜した。
 郵便局員を目指す佑奈さんは「専門用語など覚えた知識を事務の仕事に活用したい」、コンピューターを使う仕事に就きたいという琴弓さんは「試験で証明した知識を役に立てたい」とそれぞれ夢を語った。2人は10月にも別の国家試験「基本情報技術者試験」に挑戦し、さらなるスキルアップを目指す。
 指導した情報科主任の川上弘幸教諭は「2年生で受験する生徒はそういないが、2人はこつこつ頑張った。証書がその証し」と誇らしげに語った。