代替大会の開催決定について会見する赤井会長

 県高校野球連盟(赤井茂樹会長)は5日、青森市内で臨時の常任理事会を開き、新型コロナウイルスの影響で中止となった全国高校野球選手権大会青森大会に代わる「夏季県高校野球大会」を開催することを決めた。7月14~28日の期間中、県内5球場で、55チームによるトーナメント形式で行われる。組み合わせ抽選会は30日午後1時から、青森市の県総合社会教育センターで行われる。
 3年生球児にとっての“集大成”を披露する舞台が用意された。理事会後に行われた会見で、赤井会長は「夏の甲子園大会中止により無念の思いでいる球児に活躍する場を提供してあげたい。3密を徹底的に避け、部員の安全安心を最優先にして代替大会を開催することにした」と話した。
 県高野連は、夏の甲子園とそれに伴う県大会の中止が決定した5月20日から、代替大会の実施に向けて本格的に検討を開始。各チームの練習状況などを把握するために行ったアンケートで、代替大会を開催した場合の参加の有無について確認したところ、八戸高専が「前向きに検討したい」、それ以外の加盟校はすべて参加の意思を示したといい、大会開催に向けた大きな推進力となった。
 新型コロナ感染防止の観点から開会式は行わない。また、集団感染などのリスクを高める宿泊を伴わないようにするため、各球場1日最大2試合までとし、対戦する両校から近い会場となるよう調整する。無観客試合だが、控え選手と保護者には観戦を許可。勝利チームの校歌は斉唱せずに場内放送で流すにとどめる。
 大会はトーナメント形式で県内62校55チームが出場予定。例年使用しているはるか夢、青森市営、八戸長根、六戸メイプルスタジアムの4球場に県営球場を加えた5球場で1回戦から3回戦を行い、準々決勝以降は青森市営球場で行う。
 組み合わせ抽選会には各チームの主将を参加させないなど、大会までの期間は徹底して選手の感染予防を図る。県高野連は感染防止マニュアルを作成し、練習試合などで活用してもらえるよう各校に配布する予定。
 このほか、5日は軟式野球も県高校総体の代替大会として「2020年度県高校夏季軟式野球大会」の開催を決定。23日午後1時から青森市の県総合社会教育センターで組み合わせ抽選会を行い、7月4~7日に八戸長根球場で試合を行う。