深浦町は5日、同町松神でリゾート宿泊施設「アオーネ白神十二湖」を運営する第三セクターしらかみ十二湖(社長・吉田満町長)の今後の長期借り入れに対する損失補償ができるようにするため、2020年度一般会計補正予算案に1億円と利子相当額を上限とする債務負担行為を盛り込み、同日開会した町議会定例会に提案した。
 町担当課によると、同社は厳しい経営状況や新型コロナウイルス感染症の影響で、今後の資金繰り対応が必要となっている。
 町側は金額を明らかにしていないが、同社は20年度から21年間にわたり金融機関から長期借り入れをし、うち1年間を利息の支払いに、残る期間を元金分割の上、償還に充てる予定。
 今回、債務負担行為を設定することで、同社が金融機関から借り入れ後、返済不能となった場合には、町が損失補償を行う。
 同社は19年度決算で単年度黒字が見込まれており、町側は「今後単年度黒字を継続することで、しらかみ十二湖が借入金の返済をすることは可能と判断した」と語った。
 同社は旧岩崎村の第三セクターとして発足した。05年3月の町村合併以降、町が同社借入金の損失補償に絡む債務負担行為を設定するのは初めてという。