県は29日、4月の観光統計(速報値)を発表した。県内主要観光施設の入り込み客数は前年同月比78・1%減の21万4331人、主要宿泊施設の宿泊者数は4万9748人で前年同月比の73・2%減。いずれも7割以上の落ち込みで、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言や休業要請、外出自粛などの影響が浮き彫りとなった。
 観光施設の入り込み客数は35施設、宿泊者数は77施設の合計値。宿泊施設はこれまで78施設を対象としていたが、4月分から1施設減となった。
 臨時休館を余儀なくされた各観光施設では、入り込み客数が軒並み減少。青森市のねぶたの家ワ・ラッセは前年同月比98・4%減の293人、県立美術館は同98・2%減の209人。斜陽館は同97・8%減、白神山地ビジターセンターは同88・5%減、弘前市立観光館は同86・9%減と、いずれも大きく落ち込んだ。
 宿泊者数で最大の減少幅となったのは青森市(12施設)で、同88・4%減の3156人。例年国内外から多くの観光客が訪れる弘前さくらまつりが中止となった弘前市(17施設)では同74・0%減の1万2356人、西北地域(10施設)でも78・9%減の4050人だった。
 青森空港では発着便の減便、運休があり、青森―東京便は前年同月比92・5%減の3609人、青森―大阪便は同89・8%減の2056人、青森―名古屋小牧便は同90・2%減の1016人だった。