タケノコ採りシーズンの間、平川市葛川に設置される臨時交番

 本格的な山菜採りシーズンを前に、黒石警察署(佐藤隆史署長)は29日、平川市葛川に臨時交番を開設した。遭難の未然防止と発生時の迅速な初動活動を図るためで、6月末頃まで設置予定。
 葛川地区は春になると県内外から多くのタケノコ採りが訪れる人気スポット。葛川普通共用林組合によると、昨年はシーズン中約5500人が訪れ、多い日で一日約200人が入山したという。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で例年実施している開設セレモニーは行わず、佐藤署長と黒石警察署平賀交番の佐藤高正所長が臨時交番となる建物に「葛川臨時交番」の看板を掲げて開設した。
 佐藤署長は「遭難を防ぐため初動活動を徹底し、早期発見することに臨時交番の意義がある」と話し「採ることに夢中になって遭難するケースが多い。入山する際は行き先を家族に伝え、携帯電話も持っていくこと」と注意喚起した。
 管内の遭難発生件数は今年2件。昨年は10件10人の遭難が発生しており、全員が65歳以上の高齢者で、そのうち7人は道迷いが原因だった。