新型コロナウイルスの感染拡大を受け、弘前高校(鈴木雅博校長)伝統の「弘高ねぷた」の運行中止が25日、生徒に伝えられた。1953年の開始以来、中止は初めて。
 今年度の弘高ねぷたについて、自治会執行委員会が4月末から全校生徒向けに行ったアンケートで「中止」「予定通り実施」「延期」のうち「中止」が有効回答の6割弱を占めたことや、今月19日に開かれた中央議会で、各ホームルームを代表する中央議員が中止で一致したことを受け、鈴木校長が22日の職員会議で中止を決定した。
 今年度の弘高ねぷたは弘高祭初日の7月21日に、弘前高校―一番町―中央通り―土手町―同校を回る予定だった。約2週間をかけて生徒が制作を手掛けるねぷたは、弘前ねぷたまつりに先駆けて弘前の夏を彩る風物詩となっている。
 久保田千夏教頭は「弘前ねぷたまつりなど大きなイベントが中止になったのが大きく、苦渋の決断を取らざるを得なかった」と話した。