動画撮影用のカメラを手に「福島と青森の魅力を両県の視聴者に発信する、懸け橋のような存在になりたい」と意気込むたんどぅさん

 動画投稿サイト「ユーチューブ」を通じて本県の魅力を発信する弘前市のユーチューバーたんどぅさん(37)は、27日から活動の拠点を福島県に移す。たんどぅさんは「妻の仕事の関係で2~3年かそれ以上、地元を離れることになったが、福島に行っても動画制作は続ける。動画を通じて青森と福島の良さを紹介し、お互いをつなげる懸け橋のような存在になれるチャンスと捉えたい」と意気込んだ。
 たんどぅさんは、他県で暮らす知人や本県出身者らに「今の青森の姿」や自身で気付いた地域の良いところを伝えようと、2018年4月にユーチューバーになり、サイト内に「たんどぅTV」という動画チャンネルを開設した。
 ユーチューブでは本県の料理店や居酒屋、黒石市の旧正マッコ市、弘前ねぷたまつりなどのほか「他県、他国から青森に移り住んだ人が困らないように」と、スーパーマーケットやホームセンターで買いそろえたい生活用品も紹介してきた。今年5月までに公開した動画は約500本で、最近は街を歩くと視聴者から声を掛けられるようになったという。
 23日にはユーチューブのライブ配信で視聴者とお別れ会を開いた。過去の配信を振り返ったり、励ましのコメントをもらったりしたたんどぅさんは「青森を出て生活したことはなく、新たな土地での暮らしに不安はあるが、福島に行っても視聴するとコメントしてくれた人もいて力をもらった」と振り返る。
 たんどぅさんのファンだという金田裕和さん(44)=弘前市=は「仕事の関係で昨年1月に福島県から弘前に来た。弘前での生活に慣れた頃、どこかいい料理店がないか探し、たんどぅさんの動画を知った。動画を参考に行った店もあり、とても助かっている」と話し、「福島での動画も楽しみにしている」と期待を込めた。
 たんどぅさんは今後、福島県民に向けた津軽弁の解説や「福島と青森の暮らしや文化の違い、よそ者から見た福島の良さ」を題材にした動画を作る予定で、「青森でも福島でも地方の魅力を発信する気持ちは変わらない。将来、弘前に帰ったら、視野を広げ、レベルアップした『たんどぅ』の姿を青森の皆さんに見せたい」と意欲を示した。