業務に励む五所川原市ふるさと納税推進室のスタッフら

 五所川原市は今年度、組織変更により財政課内にふるさと納税推進室を新設した。ここ数年、ふるさと納税による寄付金額を飛躍的に伸ばしてきた同市だが、専任の担当室を設けた上で従来より多いスタッフを配置し、好調ムードの維持を図る。
 同市のふるさと納税寄付実績は、2013年度まで件数は100件未満、金額も数十万円~数百万円にとどまっていたが、制度の浸透に伴い次第に増加。19年度は前年度比1・84倍の1万7946件に急増、金額では実に2・08倍の4億6097万9400円を集めた。
 乾式無洗米つがるロマン、馬刺し、十三湖のシジミ、サンふじといった五所川原らしい特産品の充実に加え、昨年6月から楽天の運営するプラットフォームに加入した効果もあったという。
 従来、総務課内の担当者が繁忙期に同僚の協力を受けつつ事務に当たっていたが、納税が倍増したことに伴い電話対応などでてんてこ舞いに。こうした事態を受け、財政課の内部部局として、臨時職員を含め4人体制の推進室が発足する運びとなった。
 藤原弘明室長は「多忙で手が回らなかったこともあり、何か特別な宣伝をして伸ばしてきた訳でないが、楽天の力が大きかった」とこれまでについて説明した。今後に向けては「実績が上位の自治体に比べると、ホームページの発信力が弱いと感じており、若い力も借りてそういった面の充実を図りたい。ゆくゆくは、他課と連携しつつ観光情報発信などにも結び付けたい」と抱負を語った。
 19年度分の寄付は、立佞武多制作、津軽鉄道活性化、遺跡の発掘調査、子育て支援など多方面へと活用される見通し。

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