藤崎町に寄贈した「ふじ」のオブジェの前で握手する石澤さん(右)と平田町長

 青森市のデザイン会社エーアイサインがリンゴ「ふじ」をモチーフに制作したオブジェが、藤崎町のふじさき食彩テラスにお目見えした。23日に町への贈呈式が行われ、同社社長でデザインを手掛けたアーティスト石澤暁夫さん(58)は「新型コロナウイルスで社会が暗い中、見た人に元気を与える作品になれば」と話した。
 旧常盤村生まれの石澤さんは、青森市に住む現在も週1回程度食彩テラスを利用しており、「施設の入り口が寂しく感じたので(アーティストとして)故郷の力になりたかった」と3月上旬に作品の寄贈を提案。約2カ月かけて制作した。
 木製の合板で作ったオブジェは高さ2・7メートル、幅1・3メートル。同町発祥のふじをモチーフに、リンゴの外観や中央部分をハート型にデザインすることで町民の優しさや愛情を表現しており、「アップルハート2020」と命名した。
 贈呈式には石澤さんや平田博幸町長らが出席。平田町長は「ふじ生誕80年の今年に素晴らしいオブジェを寄贈いただいた」と感謝した。石澤さんは同型の作品をJR浪岡駅前広場にも設置しており、「いずれは弘前やニューヨークにも『アップルハート』を設置したい」と夢を語った。