東地区ちいきの絆食堂の活動について語る中田代表
従来の活動を自粛せざるを得ない状況の中、東地区ちいきの絆食堂は弘前エール飯とのコラボ企画を展開する

 弘前市の東地区で多世代交流拠点を目指して活動する「東地区ちいきの絆食堂」が、新型コロナウイルス感染拡大で苦境にある飲食店を持ち帰り用メニューの周知・利用で盛り上げるプロジェクト「#弘前エール飯」とのコラボ企画をスタートさせる。「3密」回避のため、従来の活動自粛を余儀なくされる中、協力する東地区の飲食店が同地区小中学生には無料で弁当を提供し、一般市民らには500円のワンコインで提供することで、地域を元気づけようという取り組みだ。
 昨年12月、多世代交流の拠点と子どもたちの居場所づくりを目指して活動をスタートした東地区ちいきの絆食堂。東地区町会連合会の協力も得て、つながりが見えにくくなった地域の絆を結び、子どもたちを中心に、地域の幅広い世代を巻き込んだ「絆」を育もうと月1回のペースで活動を進めてきた。
 これまでに、地域の飲食店などから提供された食材でバランスのとれたメニューを無料提供する「子ども食堂」や、子どもたちの学習支援などを実施。子どもや保護者、大学生、地域の高齢者といった人たちが参加している。
 ただ、小中学校の休校措置が始まった3月ごろからは、新型ウイルス感染防止のため、従来の活動を自粛していた。こうした中、地域の飲食店を応援しながら、子どもたちの支援にもつなげようと動き出したのが、「#弘前エール飯」とのコラボ企画だ。
 第1弾は23日に実施し、限定メニューを提供するのは同市城東中央1丁目の「焼肉大満」と同3丁目の「焼鳥いろどり」の2店舗。事前申し込みで50食限定としていたが、町内回覧板などで周知したところ、限定数を超える申し込みがあるなど盛況だという。
 東地区ちいきの絆食堂の中田早樹子代表は「原則、店舗での受け渡しとしているが、子どものみでも申し込みができ、各店舗での受け取りが困難な方への対応も検討している」とし、「これからも地域の『絆』を結ぶ活動を展開していきたい」と話した。
 コラボ企画は6月も実施予定。問い合わせは、事務局(電話090―5835―6364)へ。