県教委は21日、3月10日に実施した2020年度の県立高校入学者選抜学力検査の結果を公表した。5教科の総点の平均は312・9点で、過去5年間で最高点。基本的事項は学習の成果がみられるが、思考力や判断力、表現力が求められる問題は正答率が低い傾向にあるとした。
 受験者数は全日制7810人、定時制271人の計8081人、合格者数は全日制7246人、定時制264人の計7510人。
 全教科の平均点が前年度を上回り、国語70・7点(前年度比10・3点増)、数学54・7点(同10・6点増)、理科64・8点(同17・8点増)の3教科は前年度を10点以上も上回った。問題は各教科の平均点が50~60点になるよう作成しており、総点の平均312・9点は前年度を46・6点上回り、過去5年間で最も高い点数だった。
 県教委は「基礎、基本がよく定着しており、学力検査でその力が発揮された」と結果を分析。ただ国語は文章の内容を適切に読み解き、条件に即してまとめる問題、数学では筋道を立てて考え、表現する問題などの正答率が低いとし、5教科を通じて「文章や資料から情報を読み取って目的に応じて活用する力や、自分で考え、条件に即して適切に表現する力については、引き続き育成する必要がある」と指摘した。
 再募集の学力検査は3月19日に行い、受験者数は全日制81人、定時制16人の計97人、合格者は全日制70人、定時制16人の計86人だった。総点の平均点は68・6点で、前年度より9・1点高かった。

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