青森市宮田の新県総合運動公園陸上競技場の完成に伴い、供用を終了した同市安田の旧陸上競技場について、県は21日、トラックやフィールド部分を無料で一般開放する方針を示した。耐震調査で問題があるとされたスタンド部分に安全対策を講じた上で、7月をめどに開放する予定。
 21日に開かれた県議会建設常任委員会で、森内之保留委員(自民)の質問に答えた。
 県都市計画課によると、旧陸上競技場はスタンド中央部分などが大規模地震で倒壊する危険性が高いとされたが、競技団体から継続利用の要望に加え、ボランティアで管理に協力するという申し出もあり、トラックとフィールド部分を無料開放する方針を決めた。
 スタンド部分は現在も簡易バリケードなどで立ち入り禁止としているが、一般開放に当たってはフェンスで囲うなど工事を行い、よりしっかりとした安全対策を講じる考え。スタンドは時期を見て取り壊すとしている。
 都市公園と同じ扱いで競技場レベルの管理は行わないため、一般開放は無料とするが、サッカーやラグビーなどの練習で使用する場合は、安全確保の観点から、料金を徴収して貸し切りでの利用を認める方針。今後、営業時間や料金、使用上の注意点など詳細を決めた上で周知を図る。