2021年度から「柴田学園大学」として男女共学化する東北女子大学

 弘前市の学校法人柴田学園(加藤陽治理事長)は20日、同法人が経営する東北女子大学と東北女子短期大学を2021年度から男女共学化し、大学の校名を「柴田学園大学」、短大を「柴田学園大学短期大学部」に変更することを発表した。少子化による学生数の減少などを受けた経営改革の一環。
 同法人は23年の創設100年に向けて19年度から5カ年計画の経営改革プランを推進しており、これに先立ち同年度に当時の柴田女子高校を「柴田学園高校」として共学化。プランは系列校の完全共学化を軸に、高大連携の強化による専門性の深化や入学金免除などの優遇制度などを実施していく。今回変更した校名は、在校生や卒業生の意見を踏まえ決定した。
 同法人事務局によると、少子化の進展に伴い、この10年ほどはいずれも定員割れが続いていたという。20年度の学生数は、大学が定員400人に対し288人、短大が380人に対し234人。
 共学化に伴い、大学は唯一の学部である家政学部を「生活創生学部」に改称。学部内2科のうち児童学科のみ「こども発達学科」に変更する。募集人員の変更はない。短大は1998年度から男子学生を受け入れている保育科の定員を100人から80人、共学化する生活科を90人から60人へ削減する。
 同法人事務局は共学化のメリットについて、同大学が県内の私大としては唯一「幼稚園教諭一種免許取得」と「幼稚園・保育園・小学校の3免許同時取得」が可能なことから、「食や健康、子どもの教育に関心のある男子学生を受け入れることができるようになり、これまで県外に進学せざるを得なかった学生側の選択肢が増える」などと説明した。
 20日に同大学で記者会見した加藤理事長は「男女共同参画社会を迎え、性別を超えて学ぶ重要性が高まっている。次の時代を見据え、地域に貢献できる人材づくりを目指したい」と語った。
 同法人は新型コロナウイルス感染拡大の事態収束が見通せないことから、大学・短大に関する学校説明会を今月30日にビデオ会議システム「ズーム」を活用して開催。説明会は6~8月にも開催する。21年度の入学者選抜募集要項は6月に公開予定。