市民らにクマへの注意を促すため、百沢街道に設置されている看板

 弘前市に例年よりも早く、クマの目撃情報が寄せられている。20日までに、岩木山周辺で2件目撃されており、山菜採りシーズンが本格化する中、市などは注意を呼び掛けている。
 市と弘前署によると、13日午後8時ごろ、同市百沢の百沢街道を進行中の普通貨物車を運転する市内の男性が体長1・5メートルほどのクマに遭遇。避け切れずに衝突したが、クマは逃げていった。2件目は16日午前5時30分ごろ、十面沢に山菜採りに訪れていた市内の男性が、道路を横断するクマを目撃した。
 市は、クマによる人的被害を防止するため、目撃情報があった地点に、目撃された日付と注意を呼び掛ける文言が書かれた看板を設置。このほか、市の広報車や広報誌などで注意喚起を行っている。
 県自然保護課によると、今年は暖冬少雪の影響でクマが冬眠から早く目覚めた可能性がある。同課自然環境グループマネージャーの平井勝博さんは「冬眠明けのクマは餌を求めて行動範囲が広くなっている。山菜採りに行く際は、特に早朝や夕方に気を付けてほしい」と注意を呼び掛けている。