測定機の特長を説明する渋谷工場長(右から2人目)

 黒石市の電子部品製造業・アダマンド並木精密宝石青森黒石工場が開発した「石英パイプ基準式内周面3D精密測定機」が、第32回中小企業優秀新技術・新製品賞(りそな中小企業振興財団など主催)の一般部門で最優秀賞(中小企業庁長官賞)に輝いた。20日には渋谷道男工場長と淺田隆文技術顧問ら3人が三村申吾知事を表敬訪問し、受賞の喜びを語った。
 中小企業優秀新技術・新製品賞は1988年に始まり、優れた新技術や新製品などを毎年表彰している。今回は2018年から19年までの2年間に開発を完了、販売を開始した技術・製品が対象。一般部門には266件の応募があった。
 測定機では自動車部品や電子機器の軸受けなどの内周面を非接触で高速測定できる。測定精度は従来品の10倍に上るという。これまでは、別の測定機を使って測る必要があった内径や真円度、粗さなども同時に測定可能だ。開発に当たっては、県と21あおもり産業総合支援センターが販路開拓などを支援した。
 19年1月に発売し、すでに大手自動車メーカーなどに販売した。渋谷工場長は「開発した商品が評価され、とてもうれしい。これからは日本のみならず、世界に向けて売っていきたい」と意気込みを語った。