施設再開決定を受け、館内の感染防止対策の準備を進める三内丸山遺跡センター=19日午後1時50分ごろ

 県は19日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため主に4月11日から臨時休館していた県有7施設を、今月21日から再開すると発表した。繁忙期である大型連休明けから2週間後の再開となったが、県外客の来訪が多い施設の担当者は、施設内の感染防止対策の準備に取り掛かるなど受け入れ態勢の整備を急いでいる。
 県は19日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため主に4月11日から臨時休館していた県有7施設を、今月21日から再開すると発表した。繁忙期である大型連休明けから2週間後の再開となったが、県外客の来訪が多い施設の担当者は、施設内の感染防止対策の準備に取り掛かるなど受け入れ態勢の整備を急いでいる。
 県は14日の危機対策本部会議で、新型ウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が本県を含む39県で解除されたことなどを受け、臨時休館中の県有施設について、再開に向けた検討を開始すると表明。今回は三内丸山遺跡センター(青森市)、県立美術館(同)、県営浅虫水族館(同)、白神山地ビジターセンター(西目屋村)など7施設について、21日から再開することとした。
 再開決定を受け、三内丸山遺跡センターでは、職員や館内でガイドや受付業務などを行う一般社団法人「三内丸山応援隊」のスタッフが準備に取り掛かった。センターでは、飛沫(ひまつ)感染や接触感染を防ぐため、総合案内窓口に遮蔽(しゃへい)板を設けるほか、入場チケットの販売機前に並ぶ来館者の距離を空けるため、目印を床に貼るなどの対策を検討している。場内アナウンスと案内板などで「3密」の回避やマスク着用も来館者へ呼び掛ける予定だ。
 三内丸山応援隊の鎌田孝範事務局長は「例年であれば大型連休中は昼ご飯を食べることができないほど忙しいだけに、再開を心待ちにしていたガイドは多い」と再開を歓迎。一方で「来館者の約8割が県外の人なので、日本全体で感染が終息しなければ集客は望めない。勤務シフトを組み立てる必要があるためガイドの再開は今月中は難しいが、1日でも早く来館者を受け入れる態勢を整えたい」と話した。
 県営浅虫水族館では、イルカパフォーマンスを平日のみ開催し、定期的な換気や食堂の座席数を減らすなどの対策を行うという。
 青森市の棟方志功記念館と県近代文学館も21日から再開すると発表した。