「協力いただいた市民の皆さまに感謝申し上げたい」―。弘前市の櫻田宏市長は13日、定例記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から「苦渋の決断」として行った弘前さくらまつり中止や開園以来初の弘前公園全面閉鎖といった対策について総括し、これまでに大きなトラブルが報告されていない現状を踏まえ“市民の力”に感謝の言葉を述べた。
 新型ウイルス感染防止のため、市などは人の動きをつくり出さない手だてとして、100回目の節目となる弘前さくらまつりの中止や弘前公園閉鎖(4月10日~5月17日)を決断した。
 桜の開花期間には、市民に対し、誘客に結び付かないよう、桜情報の配信自粛を求めるという“異例”の呼び掛けもあった。
 櫻田市長は「情報発信を控えていただくことにより、外堀の桜が開花しても渋滞が発生することなく、歩道部分の密集といったトラブルや事故も起きなかった」とし、「これほど多くの市民が(市の)気持ちを受け入れ、感染者を出したくないとの思いを持っていただき、今回の結果につながった」と感謝。
 弘前公園の全面閉鎖は18日に解除するものの、引き続き感染防止対策を徹底する考えを示し、「(桜は)来年も見事に咲き誇ってくれるだろう。日本一の桜を咲かせられるように努力していきたい」と決意を語った。