路線バス利用が増加した「あじバス」=JR鯵ケ沢駅前

 鯵ケ沢町がまとめた町コミュニティバス「あじバス」の2019年度運行実績によると、路線バス利用者(高校生以上)は3万2401人で、18年度を5309人上回った。このうち、昨年7月に始めた運転免許証返納者に対する運賃無料化は、延べ1577人が利用した。路線バスの利用増加について、町はダイヤ見直しや町民への浸透を挙げた。
 「あじバス」は17年春、路線バスとスクールバスを一本化する形で運行開始。路線バスはどこまで乗っても運賃100円、中学生以下のスクールバスは無料となっている。
 19年度は中型・小型バス計16路線で運行。路線バスの最多利用は黒森線7386人で、次いで大然線6483人だった。免許返納者の利用が最も多かったのは長平線417人で、松代線404人が続いた。スクールバスは、児童生徒数の減少を背景に、18年度より1万8080人少ない10万5778人となった。
 町地域公共交通対策会議事務局の町政策推進課は、路線バス利用者数増の背景として、利用者の要望を受け、昼の時間帯を最大30分程度早めるなど、ダイヤの見直しを行ったとし「バスの運行時間や路線に慣れてもらったこと、町民に浸透してきたことがある」と説明した。