11日に交付が始まった弘前ナンバー。弘前市長の公用車(手前)などに取り付けられた
ブランデューの社用車を弘前ナンバーに取り換えた、青森マツダ自動車弘前店の渡邊英憲店長代理(右)と姜監督

 「ご当地ナンバー」で地域振興を―。県内初となる図柄入りの自動車用ナンバープレート「弘前ナンバー」の交付が11日、始まった。交付対象地域は弘前市と西目屋村。導入を進めてきた両市村や民間団体は、弘前ナンバーの公用車・社用車を披露するとともに、新型コロナウイルス収束後、同ナンバーが“走る広告塔”として弘前の魅力を全国へ広めることに期待を寄せている。
 景勝地や特産品の図柄を入れた「地方版図柄入りナンバープレート」は、2018年に全国41地域で導入。第2弾に「弘前」など17地域が追加された。
 「地方版―」をめぐっては、17年に導入基準が緩和されことを受け、弘前市と西目屋村が導入の意向を表明。両市村と地元の商工団体などで18年に実行委員会を立ち上げ、公募を経て、弘前城と桜、岩木山をデザインした図柄を採用した。交付手続きの受け付けを始めた今年4月13日から5月8日までの申請件数は675件。
 交付初日の11日、弘前ナンバーを付けた市長と村長の公用車が弘前市役所でお披露目された。車両番号は市が「桜咲く」に合わせ「39―39」、村は親善大使の歌手吉幾三さんの名前などにちなみ「19―30」。このほか市は73台、村は7台の公用車を年度内に弘前ナンバーへ変更予定。
 櫻田宏市長は「ウイルスの感染拡大が一日も早く収束し、桜色の弘前ナンバーを付けた車が、走る広告塔として弘前の魅力を広めていくことを願う」とコメントした。
 民間でもナンバー取り付けの動きが見られ、弘前市の社会人サッカーチーム・ブランデュー弘前FCは社有車を弘前ナンバーへ変更。チームのサプライヤーを務める青森マツダ自動車が、地元の魅力を地域内外へ発信する力になればと、取り付けを提案した。姜曉一監督は「ナンバーと桜色の車で弘前をアピールできれば」と語った。
 対象車両は登録自動車と軽自動車。ナンバーは図柄のない通常版、図柄入りのカラー版とモノトーン版があり、特定の車両番号を指定する「希望ナンバー」にも対応。図柄入りナンバーと希望ナンバーは専用のホームページ(http://www.graphic-number.jp/)から申請する。