県スポーツ協会は11日、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、7月11~26日に下北地方を中心に開催を予定していた第75回市町村対抗県民体育大会を中止すると発表した。1946年の第1回大会以降、中止となるのは今回が初めて。
 同協会によると、4月中旬ごろから共催の下北地方5市町村や市町村スポーツ(体育)協会、競技団体と協議を進め、5月1日に開いた県民スポーツ委員会で中止を決定。競技団体などからは「この大会に向けて頑張っている選手も多いので、何とか開催できないか」という意見も中にはあったが、大多数は今の新型ウイルスの感染状況では仕方がないという意見だったという。収束が見通せず、会場確保の観点からも日程の延期はしない。
 同協会の担当者は「選手や役員らの命と安全を最優先するという観点から中止せざるを得ないという決定になった。大会に向けて頑張ってきた選手や準備に尽力してきた関係者には大変申し訳ないが、ご理解いただきたい」と話した。
 昨年の第74回大会で2年ぶり38回目の総合優勝を果たし、連覇を狙っていた弘前市選手団団長で市体育協会の春藤英徳会長は「新型ウイルスの感染が拡大する今の状況を踏まえると致し方ないが、残念に思う。一日も早い終息を願うとともに、来年改めて39回目の優勝を目指したい」とコメントした。