なないろのメンバー(左)から食材を受け取る親子

 五所川原市で活動するボランティア団体チームなないろ(川村沙織代表)は10日、コロナ禍の外出自粛で食費がかさむ家計を支援しようと、中学生以下の子どもがいる家庭を対象にした食材の無料配布を初めて行った。同市のコミュニティーセンター栄に受け取りに訪れた親子連れは「すごく助かる」と善意に感謝していた。
 なないろは同市やつがる市で月1回ほど、子ども食堂をヒントにした多世代が交流しながら昼食を楽しむ「憩いの広場ここまる」を行っている。緊急事態宣言を受け、外出自粛が続いた4月は実施できなかったため、別の形で家庭の手助けになればと食材の無料配布を行うことにした。
 食材は県内のフードバンクや総菜店、菓子店、寺院などが提供し、1家庭分として段ボール箱に野菜、パン、菓子、果物を詰めた。事前に予約を受け付け、15家庭分用意した。
 小中学生と園児合わせて4人の子を持つ五所川原市の山田紗江子さん(34)は「他県では母子家庭が優遇されて支援を受けているところもあったが、困っているのは多子世帯も同じ。(休校で子どもたちが家にいた時は)食材を買ってもすぐに無くなり、食費が普段の倍になった」と話し、配布に感謝した。
 なないろの川村代表は「食費や買い物の時間、料理の手間などいろんな負担を減らす手助けになれば。なないろの活動も知ってほしい」と話した。6月にも2回目の配布会を予定している。