「『津軽の味っこ3』で郷土の味を楽しみながら伝えていってほしい」と話す清野会長

 農家の生活向上などに取り組む、弘前地区生活改善グループ連絡協議会は、津軽地方の郷土料理や地元の食材を使った料理のレシピ本「津軽の味っこ3」を発刊した。同協議会の清野優美子会長は「津軽のおふくろの味を後世に残したくて本にした。実際に料理を作って、伝えていってほしい」とPRしている。
 同協議会は、弘前市内の女性農家らで1960年度に結成。全国各地に農作物を送る「ふるさと宅急便」や、県外の人と郷土料理を教え合う研修会の開催などを通して、農家の生活の質の向上、市産農作物の魅力発信などに努めてきた。
 また、津軽地方の伝統料理の魅力を伝えようと、県内外で料理教室を開催。参加者からの要望で、紹介した料理のレシピなどをまとめた「津軽の味っこ」を2006年度からシリーズで刊行している。最新刊となる「津軽の味っこ3」は19年12月に発刊。B5判104ページで、清野会長は「電子レンジの脇に置いておけるサイズにした」と話した。
 最新刊には、伝承されてきた家庭料理、津軽産の野菜やリンゴを使ったレシピを掲載。年中行事や冠婚葬祭で振る舞われる料理のほか、リンゴを使ったおろしあえやリンゴ酢のサワードリンクなどを紹介している。リンゴが入った焼き肉のたれなどの加工品の作り方、山菜の保存方法も載っている。
 清野会長は「伝承料理の講習会で人気のレシピを選んだ。加工品のレシピを増やしただけでなく、山菜の保存方法などを新しく載せた」と説明。家族の人数など時代の流れに合わせ、味付けや材料の分量を変える工夫もしており、「2、3世代で実際に料理を作り、食べることを通して楽しみながらレシピを伝えていってほしい」と呼び掛けた。値段は1200円(税込み)。購入を希望する場合は、清野会長(電話0172―35―3299)へ。