29点の三縞こぎんを写真付きで紹介している「そらとぶこぎん」第4号

 こぎん刺しの魅力を発信する雑誌「そらとぶこぎん」第4号が津軽書房から発行された。特集は「三縞、29点そろい踏み」。現存数の極めて少ないとされる三縞こぎんについて、本誌を手掛ける「そらとぶこぎん編集部」が本県で調査し、確認できた29点を写真付きで紹介した。これだけの数の三縞こぎんを誌上で紹介するのは「史上初めて」(編集部)といい、それぞれを見比べたことで見えた共通項も記載している。
 三縞こぎんは江戸末~明治期に作られたとされており、同編集部は2018年から調査を開始した。
 本誌には29点それぞれの▽記録された収集地▽所蔵者▽重量、身丈など▽主な核模様と流れ模様の名称―を記した。三縞こぎんと「一対のもの」とされる、五所川原市金木地区に伝わる金木さなぶり荒馬踊や、三縞こぎんの刺し手として奇跡的に名前の記録されていた徳田よしさんについての取材内容も掲載。歴史や用途、現状など、さまざまな視点から三縞こぎんを調べ、考察している。
 同編集部の鈴木真枝編集長は「(三縞こぎんは)文化財の現状から、消失してしまう可能性もある。令和の時代にこれだけの三縞を見つけられたことを紙媒体に残すためにも、三縞に焦点を当てた。幅広く手に取ってもらいたい」と話した。
※「そらとぶこぎん」第4号はA5判、75ページ税込み1000円弘前市内の書店、手芸店などで扱っている。