工藤代表から与えられた薬を口にするわさお=8日午後3時40分ごろ、きくや商店

 足腰が弱り養生生活を送っている鯵ケ沢町の人気犬わさおが、現状をメディアで報じられて以降、全国各地から心配や励ましの声と同時に、“善意の贈り物”や申し出が相次いでいる。ただ、贈り物に関しては、飼い主の菊谷忠光さん(55)=鯵ケ沢町議=は「気持ちだけで十分」と控えるよう呼び掛けている。
 わさおの魅力を発信する活動を手掛ける「わさおプロジェクト」の工藤健代表によると、わさおは現在、週1回の頻度で町内の動物病院で検査を受け、対症治療を行っている。それ以外は町内の菊谷さん方か同町南浮田のイカ焼き店「きくや商店」で過ごす毎日で、「立つことはできないが、年齢相応の様子」という。
 わさおの現状が全国に知れ渡ってから“善意の贈り物”は5件ほど、問い合わせは10件程度あった。贈られた中には、ペットフードやサプリメントを含む健康食品、イヌ用の介助機器があった。
 菊谷さんは取材に対し「食べ物を頂いても獣医師に止められているものもある。心配は分かるが、じっと見守ってもらえれば」と話した。工藤代表は、プロジェクトとして開設しているツイッターに「お気持ちだけ頂き、それ以上は辞退させて頂きます。ぜひ、他の子(助けが必要なイヌ)たちの支援に充ててくださいませ」と記している。