西海岸広域農道の北金ケ沢―関間に整備された農道トンネル

 県が国の交付金などを活用して、深浦町北部で国道101号とほぼ並行する形で整備を進めている「西海岸広域農道」(驫木―関、計画総延長15・3キロ)について、全面開通予定時期を1年延長し、2021年度末としたことが9日までに、分かった。未開通区間の北金ケ沢―関間1・4キロでのり面対策を講じる必要が出てきたためで、同区間には県内初の農道トンネル(463メートル)が整備される。
 県西北地域県民局地域農林水産部によると、同農道は1990年度から整備が始まり、これまで驫木以北13・9キロ区間を整備した。このうち12・9キロ区間を一時的に開通したが、現在は農道から国道101号につながる町道整備のため、通行可能なのは約10キロ区間となっている。整備済み区間の総工費は201億7800万円で、負担は国が5割、県が約4割、深浦町が約1割。
 全面開通時期の延期は、トンネル南端側の出口付近のり面にもろい地質があり、崩れやすいことが判明したため。植物の種と肥料を混合した基盤材をのり面に吹き付ける工法で対処するほか、のり面に各種処置を施す必要があり、工期の延長が必要と判断した。
 これに伴い、北金ケ沢―関間の事業費は3億円程度増の32億1700万円に変更した。同県民局地域農林水産部農道ほ場整備課は「全線開通に向けて、深浦町をはじめとする関係機関と協力しながら整備を進めていきたい」と話している。