弘前大学(福田眞作学長)は8日までに、2021年度入学者選抜要項の暫定版を発表した。入学定員は前年度と同数の1322人。AO入試に代わる「総合型選抜」の募集人員は前年度比91人増の428人で、全体に占める割合も前年度比6・9ポイント増の32・4%となった。総合型選抜の拡充について、弘大の担当者は「知識だけでなく行動力もみて選抜するためのもの」とした。
 総合型選抜をめぐっては、グローバル化の進展などに伴い、受験者の能力や経験を多面的に評価する入試への転換が求められていることから、全国の国立大学法人で構成する国立大学協会が拡充の方針を打ち出している。こうした背景を踏まえ、弘大でも第3期中期目標で拡充の方針を掲げている。
 21年度入学者選抜からの変更点は、入試改革に伴い、大学入試センター試験は「大学入学共通テスト」、一般入試は「一般選抜」、多様な資質を持った学生を受け入れるAO入試は「総合型選抜」に改称。総合型選抜のうち、大学入学共通テストがない「総合型選抜1」の募集人員は242人(前年度比37人増)、同テストがある「総合型選抜2」は186人(同54人増)となる。
 学科別では、人文社会科学部の一般選抜(前期)が150人(同20人減)で、総合型選抜は80人(同20人増)。医学部医学科の一般選抜(同)は65人(同5人減)、総合型選抜は47人(同5人増)。このほか理工学部と農学生命科学部でも総合型選抜の募集人員が増加する。
 大学入学共通テストでは、外国語科目を全学部で英語のみに統一。一部学部で実施してきた一般選抜の第2志望選抜を廃止とした。
 総合型選抜の出願期間は9月10~16日、試験日は10月17、18日。一般選抜は前期・後期共に出願期間が来年1月25日から2月3日まで。試験日は前期が2月25、26日、後期は3月12日。20年度から一般選抜に導入したインターネット出願を、21年度から総合型選抜でも導入する。
 弘大入試課の担当者は「(21年度入学者選抜は)国際化や地域の発展に寄与する学生を輩出するため、総合型選抜を拡充した」と話した。

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