食事の提供時などにスタッフと患者が対面しないよう、動線が分けられている
体温計、血中酸素濃度測定器などを備えた室内

 県が新型コロナウイルスの軽症患者らを受け入れる施設として確保した、青森市橋本2丁目のホテル2135の別館が6日、報道陣に公開された。患者とスタッフが直接接触しないよう動線が分けられ、室内には体温計や血中酸素濃度の測定器が備えられている。
 軽症者らを受け入れる宿泊療養施設は本県では初めて。大手IT企業の楽天が運営する「楽天トラベル」が仲介し、県とホテルを経営する総合環境計画(青森市)が1日、契約を結んだ。
 ホテル内は患者がエレベーターを使用、スタッフは階段で移動するなど動線を分け、直接の対面を回避。食事もスタッフが配膳棚に置いた後、患者に各自取りに来てもらう。
 同ホテルは軽症者や無症状者を受け入れるが、患者は食事やごみ出し以外は室内にとどまり、部屋に置かれた体温計と血中酸素濃度測定器を使って1日3回健康状態を確認、看護師に電話で報告することが求められる。
 退所は2週間滞在の上、症状がないことが要件になるという。
 県は感染症病床を県内に99床確保。コロナ患者は基本的に感染症病床に入院するが、同病床では重症患者の受け入れが優先される。
 県保健衛生課の磯嶋隆課長は「患者が増えてきた場合、軽症や無症状の方には(今回確保した)こちらの施設を利用してもらい、医療機関の負担を軽減したい」と説明。受け入れは医療圏域ごとに患者や病床の状況を見ながらの判断となるとし「青森以外のエリアでも同様の施設の確保を検討していきたい」と話した。