動画サイトで公開された初音ミク歌唱版の「101回目の桜」

 バーチャルシンガー・初音ミクが、弘前市のご当地アイドルグループ「りんご娘(RINGOMUSUME))」の楽曲「101回目の桜」を歌う動画が7日、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開された。春をモチーフにした初音ミクの派生キャラクター・桜ミクと弘前さくらまつりのコラボ事業の一つ。制作を取りまとめた弘前フィルムコミッション実行委員会(白戸大吾委員長)は「新型コロナウイルスによる暗いニュースが続く中、この応援ソングを聞いて少しでも元気になってもらえれば」としている。
 弘前さくらまつり公式応援キャラクターの桜ミクを通じ、弘前に来なくても地元の桜をウェブ上で楽しんでもらう狙い。同実行委がりんご娘の所属する同市のリンゴミュージック(樋川新一代表)の協力を得て、初音ミク開発元のクリプトン・フューチャー・メディア(札幌市)に制作を依頼。7日にユーチューブの初音ミク公式チャンネルで公開された。
 101回目の桜は、さくらまつり100周年の2018年に発表された楽曲。弘前市の樹木医(桜守)小林勝さんの「きちんと手入れしていれば桜は死なない」という言葉をきっかけに「毎年見事な花を咲かせる桜のように力強く生きたい」という、死生観をテーマにした歌詞が生まれたという。
 新型ウイルス感染拡大の影響で祭りが中止となり、弘前公園の閉鎖も続いている中、白戸委員長は「来年の101回目の祭りに向かって頑張ろうという状況にぴったりの曲。多くの人にも共感してもらえると思う」と話す。
 動画ページには公開直後から海外を中心に多くのコメント、高評価が寄せられている。同曲を作詞した樋川代表も「世界の人に弘前の桜を見てもらいたいというこの曲のメッセージが、届けたかった人にやっと届いた思い」とうなずく。
 今月下旬には、今年の桜の写真や、ウェブで公募したイラストを加えた動画も公開する予定。

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