ビデオ会議システムを活用して行われた“オンライン慰問”
オンラインでの演奏会を楽しむ利用者たち(千年園提供)

 津軽三味線を演奏する様子をオンラインで障害者支援施設に配信し、“慰問”する取り組みが5日、弘前市内で行われた。同市を拠点に活動する「和三絃会」の渋谷和生会主らが聴衆約20人に力強い音色を届けた。
 同市の活性化に取り組む弘前活性化センターの山本昇代表理事が、新型コロナウイルス感染拡大による自粛ムードの中、施設の利用者や職員を元気づけようと、オンライン同窓会からヒントを得て実現させた。
 演奏は津軽三味線ライブ「あいや」で行われ、障害者施設千年園(小林大眞園長)に配信。同施設では席の間隔を開けるなどの対策を講じた。ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って中継。渋谷会主、民謡歌手の高田透さんらが「よされ節」「あどはだり」「どだればち(津軽甚句)」など6曲を配信し、千年園の利用者らは手拍子をしながら演奏を楽しんだ。
 利用者の佐藤希望さん(32)は「すごく良かった。今度は生演奏を聞きたい」と喜び、小林園長は「利用者を楽しませたいという思いで企画してくれてうれしい」と語った。
 渋谷会主は「皆さんの励みになってくれればと思いながら演奏した。これを機に全国へオンライン演奏会が広まってほしい」とし、高田さんは「聞いてもらうことが一番の喜び。オンラインでも歌声を披露できてよかった」と満足そうに話した。