特別定額給付金10万円が入った袋を受け取る村民(左)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策を盛り込んだ国の補正予算が30日に成立したことに伴い、全国民に一律10万円を給付する特別定額給付金について、西目屋村は全国に先駆けて支給を始めた。翌1日までに村内の約4割に当たる220世帯に給付される。
 村は28日に村内554世帯へ給付金申請書類を送付。30日までに220世帯が手続きを終えた。このうち75歳以上で1人暮らしの29人については職員が戸別訪問し、27人の申請を受け付けていた。
 関和典村長らは30日夜、参院本会議のインターネット中継で注視。補正予算成立を確認すると、関村長が約1億3700万円の村一般会計補正予算を専決処分した。
 申請を受理した高齢者27人のうち、現金給付を希望した7人については同日中に職員が家を訪問し、給付金を手渡した。本県最初の受給者となった女性(84)は「足が悪く役場に行くにも苦労していたので、渡しに来てくれて大変助かった。米や魚など食料品の購入費に充てたい」と感謝した。
 関村長は「当日給付できたのは小回りが利く村の規模で、管内でも感染者が出ていないからこそ」と語り、「苦しんでいる方々へ早くに支給することで、ウイルスに一致団結して立ち向かっていくという『しるし』になれば」と願った。
 1日以降申請された給付金については、大型連休明けの7日から順次、振り込み給付される。村は職員を装った不審人物や悪質な訪問販売、電話勧誘などへの注意を呼び掛けている。