財務省が28日発表した貿易統計によると、2019年国産リンゴの累計輸出量(昨年9月~今年3月)は2万9335トンで前年同期比2%減になったものの、3年連続の3万トン超えが確実となった。累計輸出金額は同4%減の117億9200万円で、年間輸出金額100億円が確定している。
 国産リンゴの輸出量の約9割が本県産とされる。
 県国際経済課によると、中小玉の在庫量の少なさから香港への3月の輸出量は前年同月比48%減の729トンにとどまったものの、春節後に需要回復した台湾への輸出量が同45%増の1234トンに上り落ち込みをカバーしたほか、4月の検疫統計で台湾向けに560トンが出荷され、3万トン到達が確実の見通しとなった。
 3年連続の大台達成について、鈴木耕司課長は「県産リンゴの販売促進のほか、台湾で家庭用向けの購入を促すキャンペーンや香港での王林需要、タイでの県産リンゴの購入定着に向けた取り組みの成果が表れた」と分析した。
 19年産は中小玉の在庫量が少なく、取引終盤まで一定の輸出量がある香港での伸びは厳しい見通しで、年間輸出量は3万1000~3万2000トンの見込み。