その買い物、手伝います―。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛が続く中、弘前市の北星交通(下山清司代表取締役)は24日、利用客の買い物を代行し、タクシーで商品を配達するサービスを開始した。食料品や日用品の買い出しに加え、病院での薬の受け取りにも対応する。
 同社は、高齢者や障害者向けの買い物代行サービスを以前から考えていたが、ウイルスの感染拡大に伴い、外出による感染リスクを懸念する人が増えたことから企画の実施に踏み切った。観光や宿泊業への打撃に伴い、平常時の半分ほどまで落ち込んだ同社の売り上げを確保する狙いもある。
 サービスの対応エリアは弘前、青森の両市で、タクシー代は店舗から配達先まで片道の通常料金。ただし乗務員が買い物をする間も料金が加算されるため「事前にお客さまに商品などをご注文いただくのが望ましい」(同社営業部)という。薬の受け取りには医師の了承が必要なほか、食料品の配達では、持ち帰り商品の購入で両市の飲食店を支援する「エール飯」と連携し、全対象店舗でサービスを利用できる。
 乗務員のマスク着用や車内の除菌といった感染防止対策も徹底。同社営業部の佐々木嘉尊センター長は「急な買い足しや重い荷物の配達にも対応するので、ぜひご利用いただければ」とPRした。
 受付時間は弘前市が24時間対応、青森市は午前9時から午後7時まで。
 申し込みは電話で各営業所(弘前市0172―33―3333、青森市017―739―3713)へ。
【写真説明】食料品や日用品などの買い物を代行するサービスを開始した北星交通