ひろさき環境パートナーシップ21(HEP21)が作成する、弘前市小沢地区のトンボ池「弘前だんぶり池」の生き物カレンダー「だんぶり池の仲間たち」が今年も完成した。14年目の制作となった今回は、123点のだんぶり池の生き物たちが、子どもたちの目線で生き生きと描かれている。
 カレンダーは、HEP21エコクラブが、県の中山間ふるさと水と土保全対策事業で毎年作成している。
 トンボ池を意味するだんぶり池は、久渡寺山の子どもの森へ行く途中の休耕田を市が買い上げ、自然再生を目指しHEP21の自然環境グループが中心となって運営・整備を進めてきた。現在では在来種トンボも増え、県の絶滅危惧種ハラビロトンボやハッチョウトンボの姿も確認されるようになったほか、夏にはゲンジボタルやヘイケボタルも見られるなど再生が進んでいる。
 今回カレンダーに採用されたイラストは、だんぶり池で4年生が年2回、生き物観察を続けている小沢小をはじめ、城東保育園の園児、HEP21エコクラブメンバーから寄せられたもので、トンボなどの昆虫やカエル、草花などが描かれている。
 昨年、生き物観察を行った小沢小5年丹代匠さん(10)は、ゲンジボタルとルリイトトンボのイラストを描いた。「家族ともよく池に遊びに行っている。今年も池や森にたくさん行って、昆虫を育てたりしたい」と目を輝かせ、同校の小山内剛校長は「珍しい昆虫を見つけたり、木の実を食べたり、HEP21の多くの方に協力いただきながら、ほかではできない体験ができる場所」と話した。
 HEP21は「現在、街中ではトンボやチョウを見つけるのが難しく、だんぶり池は貴重な場所になっている。新型コロナウイルス問題が収まったら、親子で心安らぐひとときを過ごすのもいいでは」としている。
 カレンダーは、市内学校や公共施設などに配布されほか、弘前市ホームページ掲載後はダウンロードも可能。
 問い合わせは、市都市環境課(電話0172―36―0677)へ。
【写真説明】カレンダーのイラストを描いた小沢小の児童