黒石市の4人組ロックバンド「ホイドーズ」は、結成20周年記念ベストアルバム「百歌繚乱」を発売した。初期に手掛けた代表曲から新曲までを収めたほか、写真でもバンドの歩みを振り返ることができる一枚に仕上がっている。リーダーの鉄マンさん(44)=同市出身=は「100ほどあるホイドーズの曲の中から15曲を厳選した。100曲分の思いが詰まった、過去最高の出来」と、誇らしげに話した。
 ホイドーズは2000年12月に結成。黒石の祭りや風土、文化を題材にした曲を多く手掛けており、09年2月までは東京都を中心に活動していたが、同年3月に鉄マンさんが帰郷し拠点を黒石市に移した。現メンバーはボーカルの鉄マンさんのほか、ギターの海田岳さん(埼玉県出身)、ドラムのわだみつひろさん(大阪府出身)、ベースの石鍋秀明さん(東京都出身)で全員、同市在住。
 アルバムタイトルの「百歌繚乱」は、さまざまな歌があでやかに世を彩ることなどを指すホイドーズの造語。アルバムには、バンドの代表曲である「ホイドーズのテーマ」黒石よされを“ホイドーズ流”に解釈曲に落とし込んだ「黒石よされ新節」、陽気な曲調の「ライブだ!ライブだ!ライブだ!」などを盛り込んだ。
 歌詞カードには、06年に開かれたアジア規模の音楽イベントに日本代表として参加した際、開催地のシンガポールで撮影した一枚といった、ホイドーズの歴史を垣間見ることができる写真も掲載「歌詞カードをめくりながら曲を聴くCDだからこそ味わえる楽しみ」(鉄マンさん)が詰め込まれている。鉄マンさんは「バラエティーに富んだ内容になっている自分にマッチしたあなたの歌がきっとあるはずそれを見つけてみて」とPRした。
 アルバム収録曲で新曲の「愛しているんだ」のミュージックビデオを、今月からバンドの公式ホームページなどで公開。黒石に暮らす5組の夫婦が登場する、地域に寄り添った映像に仕上がっており、鉄マンさんは「バンドは黒石に育てられ、今も支えられている。これからも音楽とかいろいろなことで恩返しし、地元を盛り上げていきたい」と、意欲を示した。
 アルバムは2800円(税込み)。アルバムなどの問い合わせは同市の鉄満堂(電話0172―53―6225)へ。
【写真説明】アルバムを手に「幅広い楽曲の中から『あなたの歌』を探してみて」と語る鉄マンさん