悪病退散の“助っ人”が商店街に集結―。弘前市の中土手町商店街で21日、新型コロナウイルス予防を啓発するプロジェクト「津軽ガーディアンズ」が始まったねぷた絵師らが描いた、疫病を払うとされる神仏や妖怪ののぼり旗を掲出。守り神の力にあやかり難局に打ち勝とうというものだ。感染症を拡大させないための対策を呼び掛けながら、商店街のにぎわい創出にも一役買っている。
 ねぷた絵でおなじみの「鍾馗(しょうき)」や「不動明王」、インターネット交流サイト(SNS)などで話題の妖怪「アマビエ」などののぼり旗11種類20本を、商店街の電柱に掲出。企画に賛同した絵師たちが無償で提供した原画を使っている。買い物客らに感染症の予防対策に取り組んでもらいながら、ウイルス禍で活躍の場が少なくなっている、津軽のクリエーターの表現力を知ってもらおうとの狙いも。
 同商店街振興組合の平山幸一理事長は「一致団結してウイルスに負けない街になろうという思い。過度に人を呼び込んではならない時期だが、買い物に来た人が明るい気持ちになれば」と話す。企画制作した「HIROSAKI_AIR(ヒロサキエア)」事務局の樽澤武秀さんは「反響を見ながらのぼり旗を追加していきたい。SNSでも拡散してもらえれば」としている。
 のぼり旗の掲出は5月31日までの予定。協力アーティストや協賛者も募集している。問い合わせはヒロサキエア事務局(電話050―5375―7294)へ。
【写真説明】のぼり旗をPRする平山理事長(左)と樽澤さん