五所川原市金木町出身の作家太宰治の長女で、津島雄二元厚相の妻の津島園子さん(つしま・そのこ)が20日午前1時58分、呼吸器不全のため東京都内の病院で死去した。78歳だった。東京都出身。葬儀は24日、近親者のみで行う。喪主は夫の雄二(ゆうじ)さん。後日、お別れの会を青森市で開く予定。自民党の津島淳衆院議員の母で、2016年に亡くなった作家津島佑子さんは妹。
 1941年6月、東京・三鷹生まれ。64年早稲田大学卒。64年に雄二さんと結婚、66年に淳さん、70年に長女が生まれた。
 雄二さんが津島家を継いだ76年から青森市内に居を定め、県内各地で講演など文化活動を展開。特に趣味の油彩画は同市や東京・銀座で個展を行うほどで、2008年には「『北の街』表紙絵展」(同市)を開催した。
 五所川原市金木町で行われる太宰生誕祭(旧桜桃忌)には毎年のように参加。19年の「生誕110年記念祭」であいさつした際には「来年以降も体調さえ良ければここに来たい」と語っていた。
 津島淳事務所によると、雄二さんが政界を引退した後、東京・本駒込の自宅で雄二さん、長女夫婦の4人暮らしだった。昨年12月に体調を崩し入院していたという。
 淳さんは20日、県内マスコミに向けて「作家の娘として、政治家の妻・母として本当にいい人生を送らせてもらった。県民のご厚情に感謝する。お別れしたいとの言葉もいただいているが、昨今の情勢(新型コロナウイルスの感染拡大)を鑑み、ひとまず家族で見送らせていただき、香典や花も遠慮申し上げる」との談話を発表した。