認知症の早期発見と治療、予防に向け、深浦町などでいちい薬局を展開する「いちい」(本社京都府)と同町、深浦診療所(同町広戸)の3者は15日、「認知症予防のまち」づくりに関する覚書を締結した。
 町は高齢者の認知症や寝たきりなどを予防するため、町内33カ所で「生きがい活動」を展開。2017年度からは、いちい薬局と連携し、認知機能を調べるソフトウエア「脳活バランサー」を活用した活動を行っている。
 覚書締結は今後の連携を明確化する狙い。主な連携事項として(1)認知症の早期発見と予防の理解促進、関連する調査・研究(2)脳活バランサーの運用(3)認知症予備軍などの早期発見・早期対応後の医療と関係機関の連携に関する体制整備―などを掲げた。
 この日は、いちいの一井定信専務取締役と吉田満町長、診療所の吉岡秀樹所長が非公開で覚書を交わした後、町保健センターで記念撮影に臨んだ。
 一井専務は「深浦町は食事など認知症予防に関する環境としては最高の地。そこを活動につなげていきたい」、吉田町長は「認知症予防に関して蓄積してきたデータを生かすことで、予防対策を良いものにしてもらえると思う」、吉岡所長は「最初から認知症で診療所に来る患者はいないため、病気になっていない(認知症)患者の掘り起こしが大切であり、活動に期待する」とそれぞれ話した。
【写真説明】覚書を手にする吉田町長(左)と一井専務(中央)、吉岡所長