弘前大学(福田眞作学長)と味の素(東京都、西井孝明社長)は16日、弘前大学大学院医学研究科に共同研究講座「デジタルニュートリション学講座」を開設したと発表した。高齢化が進展する中で、健康増進や栄養改善への貢献を目指す活動を展開していく。設置期間は4月1日~2025年3月31日の5年間。
 味の素は日本を代表する総合食品企業。近年は“食と健康”に着目した活動を展開している。講座開設により、弘大COIの岩木健康増進プロジェクトを中心とした、本県で繰り広げられている健康づくりとの融合が期待される。
 共同研究講座では、岩木プロジェクトの健康ビッグデータ解析と、血液中のアミノ酸濃度から健康状態や病気の可能性を評価するアミノインデックス技術を組み合わせ、新たなデジタルリスクスクリーニングの確立などを目指す。さらに、健康課題解決のための製品やサービスのコンセプト創出も手掛ける。
 講座名には、世界の健康寿命延伸達成に向け、デジタル技術を最大限活用していくという思いを込めた。
 同講座は中路重之特任教授、弘大学長の福田教授のほか伊東健教授、村下公一教授、味の素の研究員らが担当する。中路特任教授は「5年という長期にわたり大型の共同研究講座を開設していただいたことに大きな意義と喜びを感じている。弘大COI、岩木健康増進プロジェクトをさらに継続し、発展させていきたい」と述べた。

【写真説明】共同研究講座を開設した味の素の西井社長(左)と弘大の福田学長